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1998年冬季オリンピック開催地　長野県のエリア情報

長野県は本州のほぼ中央の内陸県で、南北に長く東に長大な山岳地を持った県
です。奈良時代から平安時代にかけては信濃国内10群として中央派遣の国司や
郡司、豪族、有力な農民の統治を経て、平安時代からは武士が台頭、後に
「木曽義仲」が平氏を倒しますが、「源義経」によって滅ぼされます。
鎌倉時代は関東の有力御家人の支配下となり、南北朝時代室町時代には「諏訪氏」
や「村上氏」が「小笠原氏」を追い落とし、戦国時代になると「武田氏」や
「上杉氏」が信濃で対立し続けます。関が原の戦いでは「真田氏」は東西に
分かれ江戸時代にも存続し、その後は松代藩など19もの藩が置かれ、明治4年に
長野県に統合されます。

人口は213万人程（2012年12月現在）、産業としては、諏訪地方を中心に精密
機器や電子産業、観光業や旅館業、農業ではリンゴ、山葵、杏や高原野菜の
産地でもしられます。また、就業率の高い県として知られ、全国一位の就職率
を誇っています。

交通は、「中仙道」や「甲州街道」･「北国街道」が諏訪付近で合流し、「中央
自動車道」が東京から諏訪湖を回り南下し愛知県へとつながり、高崎からは
「上信越自動車道」と「長野自動車道」とつながり全線供用されています。
電車は「長野新幹線」が長野と上野をむすび、遠距離通勤の足にもなっています。
また新宿からは中央線が、高速道路と同じ経路にあり、北へは「JR大糸線」、
長野と松本の間には「JR篠ノ井線」が通っています。

文化としては、木曽の漆器や飯山の仏壇、信州紬などの伝統工芸が知られ、
食文化としては蕎麦が有名です。スポーツは、寒冷地、雪国でもあり、スキーや
スケートなどが盛んです。日本屈指の観光地・温泉地でもあり、登山者のメッカ
であるアルプスや、御柱祭や御神渡りで知られる「諏訪神社」、「善光寺」や
「戸隠神社」、「松本城」などが有名です。