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本州最西端の県　山口県のエリア情報

山口県は本州で最も西に位置する県です。それゆえに、テレビ放送など中国地方
ではなく、九州地区のくくりに入れられることが多いです。山陰、山陽では
若干雰囲気や交通の便、気候などの事情が異なります。歴史は古くは室町時代の
大名、大内氏が有名で、大内氏の時代の山口市は西京と呼ばれ、栄華を誇り、
そこへ宣教師「ザビエル」が来たことから、山口市内には「サビエル堂記念聖堂」
など、キリスト教の名残も見られます。ちなみに山口では、「ザ」ビエルではなく
「サ」ビエルと呼ぶのが普通で、聖堂の名もその通りになっています。また
幕末は、長州藩として有名になり、特に萩では「高杉晋作」、「吉田松陰」の
名前は欠かせません。その後も初代総理大臣「伊藤博文」から現「安倍総理」
（2013年10月現在）まで、かなり多くの総理大臣を出している県です。
色々な時代を感じさせる県です。

人口は約145万人、実は県庁所在地である山口市では小さな都市で、人口は
山陽地区に集中しています。産業も、山陽の周南工業地区でのセメント、
石油コンビナートといった、瀬戸内工業地域での活動が盛んです。また日本海側
では下関のフグが有名になるなど、農林、漁業が中心です。また経済エリアも
山陽の、宇部、岩国、周南から日本海側の下関まで、県内全域に幅広く存在
するのが特徴です。

交通の便は山陽側では新幹線が通っているため、広島、博多などの大都市圏との
交流が盛んです。また山陰側では島根と隣接しているため、島根県西部地区
との交流が多く、ここでも地域の特色が大きく出ます。観光名所としては萩、
山口、下関など、新幹線エリアとは外れたところが多く見どころとなっています。

萩では幕末の城、「萩城址」を始め、幕末の雰囲気を感じることが出来ます。
また夏みかんの産地としても有名です。山口市では「大内塗り」や、人形が
お土産品として有名です。