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県内に３つの政令指定都市を抱える　神奈川県のエリア情報

昔は相模の国、今は「神奈川県」。神奈川県を地理的に見ると、日本の政治、経済の中心地、
関東地方の中心である東京都と多摩川をはさんで位置していて、気候的には最も温暖な、
穏やかな地域と見るべきでしょう。県を地域的に観ると、「県西部」・「県央部」そして
「県東部」に分かれていて、これは天気分布、予報などの便宜的に区分したもので、行政
的には特にこの名前は使用していません。県東部は、ご存知の県庁のある大都市・横浜、
そして次に賑やかな川崎市がこの地域に当てはまります。

神奈川県の歴史は、最も目立った時期が鎌倉時代であり、この時代は日本の政治の中心
だった所でもあります。ご存知、源頼朝が今の鎌倉市に鎌倉幕府の政権を打ち立てたのが、
西暦1192年のことで有史以来、日本の政治の中心となったところは概ね、「奈良」・「京都」・
「鎌倉」そして現在の東京だけなのです。産業・経済について書くと、特に横浜は明治期
より関東周辺地より集めた絹や絹織物の輸出地として名声を挙げ、県の発展の礎となった
のです。また川崎は工業生産地として、昭和期は京浜工業地帯としての一役を担い、日本の
経済発展のもとともなりました。

神奈川県は、海、山に恵まれ、都会的な生活と自然豊かな生活圏が同居しており、交通網も
「東名高速道路」を中心に、各種国道や主要道路が網の目のように発達していて県内、
あるいは首都・東京へも近く便利な生活圏を維持しています。観光地としては、歴史・文化面では鎌倉が世界遺産からは一端除かれたが、やはり「鎌倉」・「江の島」が有名あり、更に
世界的な観光地として「箱根」が秀目の地であることは周知のところです。自然も豊かで、
県西部に丹沢山塊が、神奈川の屋根として多くの自然愛好者や登山者を招いています。