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古代からの歴史を伝える街　奈良県のエリア情報

奈良県は近畿地方に属する県で、北部には奈良盆地、南部には紀伊山地を含む広大な森林が
広がっています。居住に人気の地域は奈良市と、橿原市です。「710年の都平城京」の「聖武
天皇」の奈良時代、都であったことから、奈良市は碁盤の目のようなつくりになっています。
現在も国宝の文化財がいたるところで見られる、文化価値の高い都市といえます。

世界遺産が県内に3つあり、これは国内最多登録件数です。それぞれ「法隆寺地域の仏教
建造物」・「古都奈良の文化財」・「紀伊山地の霊場と参詣道」です。

人口はおよそ141万人。奈良県出身の政治家は近年では　「高市早苗議員」、「馬渕澄夫議員」
が挙げられます。実は子供の通塾数が全国2位と、教育熱心な土地柄です。海がないこと
から津波の心配がない、と近年特に居住人気が高まっています。高校野球では「天理高校」・
「智辯学園」などが有名で、春・夏の「甲子園」の常連校として知られています。最近では
ボクシング金メダルの「村田諒太選手」は奈良市出身です。

観光は奈良市内を廻るコースとしては、東大寺、奈良公園を中心とした奈良市周辺めぐりが
人気です。最近は「ならまち」として、古い町屋を活かした、体験施設などが好評のよう
です。飛鳥（明日香）地域一帯も人気。蘇我入鹿の墓とも言われる「石舞台古墳」を中心と
した飛鳥周辺の古墳群をレンタルサイクリングで廻るのが好まれています。ただ夏は暑く、
冬は寒い。南部の一部には積雪もあります。

奈良市内、橿原市内以外は森林に囲まれた地域が多く田園風景が広がる、緑豊かな県です。
県民性は基本的に、良くも悪くも「人見知り」と言われます。同じ関西人でも大阪のよう
な商人気質とは異なり、新しいものよりも古いものを大切にすることに価値を見出す方が
多いと言われています。