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日本3000年の歴史「道後温泉」を有する愛媛県のエリア情報

愛媛県は四国四県の1つで、西武に位置し北は瀬戸内海、西は豊予海峡に位置
しています。地理的に東予・中予・南予の三つの地域に分かれています。四国の
存在自体は古くから知られ、奈良期の古事記にも「身は一つにして、面は四つ
有り」と記されていて更に、「伊予の二名島」とも著されていて、つまり伊予国の
愛媛(エヒメ・アイヒメ)と土佐国の高知の建依別（タケヨリワケ）が、男女が
一対として表わされ、伊予の愛姫と土左の建依別 （可愛らしい姫君と力強い
建の如くの男）としているのです。

経済、産業においては特に東予地方で製造業が盛んで、製紙業（特に特殊用紙）
新居浜や西条の重化学工業、非鉄金属、電機関係、それに今治は造船とタオル
生産地として全国一を誇ります。一方、南予地方は、一次産業である柑橘
（みかん類）や養殖漁業を中心になっているが、やはり、松山や道後のような
観光産業が主となっています。

文化・スポーツ面で見ると、四国は高校野球が盛んで全国的にもレベルが高く、
特に愛媛県はその筆頭と言ってもいいでしょう。この野球とは、地元松山市が
出身の「正岡子規」が命名したという説があります。子規は東京で野球を知り、
熱中するようになって愛媛に野球を伝えたそうです。幼名の升（のぼる）に
因んで野（の）球（ぼーる）を野球と命名したと言われています。

この子規の友人には日露戦争において大活躍した「秋山兄弟」がいます。その
存在はNHKで放送されたドラマ「坂の上の雲」で全国的に知られました。
特に、弟の真之が日本海戦において出撃の際、電文の一節に記したとされる
「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」や、信号文の「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、
各員一層奮励努力セヨ」は、参謀・真之の有名な文節であり、「正岡子規」より
得た文学的詩的な才能が開花した名文として歴史にも残されたのです。