月極駐車場情報ポータルサイト｜パーキングポイント

四方を山に囲まれた山国　山梨県のエリア情報

山梨県は、南には世界文化遺産である富士山がそびえ、西側を南アルプス
（赤石山脈）、北側を八ヶ岳、東側を奥秩父と、周囲を2000メートル級の高山に
囲まれた、典型的な盆地です。日本の中央部に位置し、全国の中でも珍しい
「海なし県」として知られています。周囲が高山に囲まれているために、
山地が80％を占める山国です。平坦な土地が少なく、また、内陸性の盆地気候
特有の乾燥のため、水が貴重で、稲作には向かない気候風土と言えます。
平野部は夏、蒸し暑く、中山間地は冷涼と、標高によって狭い範囲で気候に
違いがあります。稲作は南部寄りの平野部を中心に行われ、東部の斜面では
果樹栽培が主に行われています。

歴史、風土の違いから、国中（読み：くになか＝中西部地方）と郡内
（読み：ぐんない＝東部富士五湖地方）の2地域に分かれていて、それぞれの
地域独特の地方文化が育まれています。現在の県庁所在地である甲府市を含む
国中地方は、平坦な土地が多く、県内では温暖な気候です。稲作をはじめとする
農業も多少は可能であったことや、南部では富士川を通して静岡県経由関西地方
向け、東部では明治以降鉄道が敷設されたことにより、東京方面との交易も
行われていました。山梨県内の大部分の人口が集中しており、工業団地なども
この地域に集中しています。主に果樹栽培がおこなわれ、桃、ぶどうの生産が
盛んです。

富士吉田、大月市などを含む、郡内地方は、国中と比較すると夏は冷涼で、冬季
の寒さが厳しく、また山が迫っていることから農耕には向きませんでした。
林業や斜面を利用した農耕や牧畜が行われ、現在は観光も主幹産業の一つに
なっています。