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オランダとの親交が深い町　遠賀郡水巻町のエリア情報

福岡県の北部に位置している水巻町。東側は北九州と隣接しており、町内には「遠賀川」
と「曲川」が流れています。町はまた「オランダ」との関わりが深く、その歴史は「第２次世界
大戦」まで遡ります。戦時中に捕虜となった「オランダ」の人達で戦争終了までに
無くなった人達を祀るため古賀山中に「十字架の塔」が建てられますが、その後、
1987年にはオランダより訪れた遺族の方と町のボランティアグループとの交流をきっかけに
今日でも、その交流は続いています。

町のシンボルといえば先に登場した「十字架の塔」が挙げられますが、終戦から４０年を
経て、元「オランダ兵」捕虜であった「ドルフ・ウインクラー」氏が来町したことに端を
発しています。同氏の協力の下、日本で亡くなられた「オランダ兵」の名前が刻まれた
銅版が平和を願うシンボルの「十字架の塔」に設置されています。

市の史跡を見ると、樹齢1900年にも及び、その幹周りは日本最大長さを誇る「大銀杏」の
木があることで知られる「八劔神社」があります。「平家」の武将として知られる
「山鹿秀遠」が「壇ノ浦の戦い」の戦勝祈願のために奉納したといわれる木造の
「狛犬」と「随神像」が社宝として伝えられており、現在では「水巻町歴史資料館」に
展示されていますが、ここには町の自然や歴史、文化等を学べる施設で、併設している
「蔵書」の数11万5千冊を誇る「水巻町図書館」とあわせて町民の憩いの場として
愛されています。

町には数多く公園が有りますが、町に伝わる「砧姫物語」の伝説が描かれた石碑があり、
山頂にある「イチョウ」の葉をモチーフにした展望台で町を一望できる「明神ヶ辻山自然
公園」や「明神ヶ辻山」の麓の広大な空間を活かしてつくられたスポーツレクリエーション
施設で、「野球」・「ソフトボール」に「テニスコート」・「弓道場」、さらには「屋外プール」に
「ローラーすべり台」と様々なスポーツ施設を有する「水巻町総合運動公園」や
184年もの歳月をかけて造られた「堀川」の歴史を学べる「堀川歴史公園」などは
町民の憩いの場として愛されています。

町の特産品ですが、地元の農家の方が精魂込めて作成した「水巻でかにんにく」が
挙げられます。こちらは「アリウムアンペロプラズム」という種で、分類上ではニンニクの
仲間の農 作物で通常の「にんにく」の5倍もの大きさですが、においは通常の「にんにく」
より少ないため非常に人気があることでしられています。