陶器コレクターに人気の「大原焼」のある町 浅口郡里庄町のエリアガイド
岡山県の西南部に位置する「里庄町」。町内には「新庄川」・「里見川」が流れていて、気候は温暖な「瀬戸内式気候」で豊かな自然に囲まれた町です。町の中心には「JR山陽本線」と「国道2号線」が通っていて、「山陽自動車道」のインターチェンジも近く、交通の利便性が高く済みやすい場所として近年では隣接する「倉敷市」や「福山市」のベッドタウンとして発展しています。
町の見どころとしては、日本の現代物理学の父として有名な故人「仁科芳雄」氏が生前住まわれていた「仁科芳雄博士生家」がありますが、この建物は江戸時代末期の庄屋建築様式を踏襲していることでも知られ、現在では時季外れの「観梅会」が開かれ多くの人々が訪れる場所として有名です。その他にも天平時代に「行基」によって持ち込まれたといわれる「大原焼」や、近代に入り数多く利用された麦稈真田など、郷土で愛されてきた生活用具が数多く展示されている「歴史民俗資料館」が有名で、多くの人に人気の場所となっています。
町が排出した著名人としては先の故人「仁科芳雄」氏以外にも、従三位勲一等旭日大綬章を追贈されている故人「小川郷太郎」氏がいます。また、町の自慢の一つに約400年前から伝わる郷土芸能として今もなお町民に愛され、町の「無形民俗文化財」に指定されている「大原踊り」があります。
町の特産品を見ると、全国の茶道愛好家や陶器コレクターに人気の「大原焼」をはじめ、江戸時代からの歴史を受け継ぐ地酒「磯千鳥酒造」や、タケノコのような触感が人気の「まこもたけ」があり、人気の品々となっています。ちなみにこの「まこもたけ」にはキャラクター「まこりん」が存在し、里庄中学校の2年生が技術家庭科の授業で「まこもたけ」の栽培体験を行う中で、考えてくれたデザインをもとに生まれています。
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