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琉球役と赤瓦の町　島尻郡与那原町のエリア情報

本島の東海岸南部に位置し、「中城湾」を臨む与那原町。その歴史は古く、沖縄最古の古謡集「おもろさうし」に「地名が登場しているほどです。町はまた「海洋国家」であったその昔「マーラン船」の玄関港として要となる「港町」でした。町の花木は沖縄を代表する熱帯花木「デイゴ」、町花は「ハイビスカス」町魚は「ヨナバルマジク」です。
町の見どころとしては、「与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館」がありますが、ここは昔「那覇」と「与那原」間を走っていた県内特有の鉄道「沖縄県営鉄道」の「与那原」舎を復元した施設です。その他にも資料館の前の公園にある「史跡親川」が人気の「与那原町綱曳資料館」や、「日本近代建築DOCOMOMO100選」にも選定され、50年以上の歴史を持つ「聖クララ教会（与那原カトリック教会）」などがあり、多くの町民に愛される施設として知られています。
町の催事を見ると、「与那原大綱曳祭り」がありますが、これは今から400年以上も昔に始まったといわれています。「サーサーサー」の掛け声で左右に伸びる大綱を握った参加者たちが一気に引き合う姿は壮大なものがあります。綱引きにの際には「金鼓隊」による太鼓や鐘で綱引きを盛り上げ、さらには「旗頭」が大空に舞い、メーモーイと呼ばれる「前舞」が祭りの雰囲気を盛り上げます。このお祭りの時には同時に「コンサート」や夏の風物詩でもある「花火大会」などが開催され町の一大イベントとして盛り上がります。
町の名産品を見ますと、「のぼり窯」を利用して作る「瓦」を中心にした焼き物で知られる伝統工芸「琉球焼」の他、「首里城」の正殿や「沖縄県立公文書館」の屋根に利用されている「赤瓦」が多くの人々に知られています。