佐賀城跡が残る県庁所在地の佐賀市
佐賀市は、平成19年の合併で人口23万人、有明海から脊振山地までを縦断する広い市域を有する面積431.84平方キロメートルになった、佐賀県の経済・行政の中心地で、小城市、唐津市、多久市、神埼市、福岡県の福岡市、柳川市、大川市、糸島市と接する県庁所在地です。
佐賀市の中心部には長崎街道に代表される歴史遺産や「佐賀城公園」、近代化に関わった幕末維新期の佐賀を紹介している「佐賀城本丸歴史館」があります。
佐賀城は戦国時代に龍造寺氏が居城としていた村中城を改修したもので、江戸時代初頭に完成したが、明治時代初期の佐賀の乱で大半の建造物は焼失し、鯱の門と続櫓のみが残っています。
佐賀藩36万石の格式ある鯱の門は、本丸出入りの門 として天保9年に完成した二重二階の櫓門に一重二階の続櫓が門の北西部石垣に続いており、屋根は本瓦葺、入母屋造りで、棟の両端に青銅製の鯱が置かれています。
佐賀城の名残としては、お堀の石垣が県立美術館の対岸、南堀端の散策ルート内に石垣の構造を紹介した場所があり、は幅約2.5メートル、高さ約1.3メートルの「赤石の石垣護岸」が建っています。
佐賀平野に広がるクリークや田園風景、有明海など素晴らしい環境に恵まれており、渡り鳥のシギ・チドリ類飛来数日本一を誇ります。
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