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周防灘の恩恵を受ける町　京都郡苅田町のエリア情報

福岡県の北東部に位置している苅田町。東には「周防灘」を臨み国際貿易港である
「苅田港」があることでも知られています。また「周防灘」の沖合いには「北九州空港」が
あり、町はその立地から「海」・「空」・「陸」の交通の要地となっています。

町にある史跡を見ると、まずは畿内型の古墳では九州最大にして最古といわれており、
国の重要文化財に指定されている「石塚山古墳」があります。ここにはあの邪馬台国の
女王「卑弥呼」が「魏」の国の王より献上されたといわれる「三角神獣鏡」が出土した
ことでも知られています。また町の「与原地区」にある「御所山古墳」は
全長119メートルにも及び、北 部九州でも最大クラスの古墳として知られています。
そのほか県指定の史跡である全長50メートルほどの「番塚古墳」をはじめ、「殿川ダム」の
北岸に広がる「鍾乳洞」窟内にある「九州四十九院薬師霊場」にも数えられる天台宗の
「宝蔵院相圓寺」があります。ここにある薬師如来坐像は「内尾薬師」の愛称で
親しまれ、多くの参拝者が訪れることでも知られています。

町にある公園では「野球・「テニス」・「アスレチック」などが楽しめ、自然豊かで「桜」の
名所としても知られる町内最大の「向山公園」が自慢で、多くの町民の憩いの場として
親しまれています。

祭事を見ると、「苅田港」の周辺を会場として毎年5月に開催される「かんだ港まつり」や、
「山伏」たちの修験の霊山として知られる「白山多賀神社」で毎年4月に行われ、
その歴 史は千年以上前から続いている修験道のお祭り「等覚寺の松会」や、
「厄除開運」・「安産祈願」のご利益で有名な「宇原神社」で開催され、その歴史は560年
以上にも及ぶ「苅田山笠」があり、多くの町民の楽しみの一つとなっています。

町の特産品としては、「周防灘」の恩恵を受け栄養をたっぷり吸収した海のミルク
「豊前海一粒かき」や「等覚寺」の山伏達が修行の際に持ち歩いていたといわれ
「苅田白川米」や福岡県産の「大豆」・天然ものの「塩」だけを使用して、「天然酵母」を
8か月もの間ゆっくりと自然熟成させた秘伝の味噌「松会味噌」や女性にも人気がある
地元の焼酎「美夜古紫」などが挙げられ多くの人に喜ばれる特産品として人気を
博しています。