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「安来節」で有名な街　安来市のエリア情報

根県の東部、鳥取県との県境に位置している「安来市」市の南部は「中国山地」に連なる豊かな緑に覆われており、市内には「飯梨川」・「伯太川」が流れており、下流域に形成された三角州には広大な耕地が広がっています。市の花は「桜」、市の木は「竹」・「紅葉」で市の鳥は「白鳥」、市の魚は民謡「安来節」の中に出てくる「どじょうすくい」踊りでもその名を轟かせている「泥鰌」です。市はまた「韓国」の「密陽市」と姉妹都市の関係にあり、行政や民間の交流を積極的に行っています。

市内にある神社、仏閣を見ると、山陰唯一の「三重塔」がある「清水寺」や、平家の武将「平景清」にゆかりのある「富田八幡宮」に、出雲の４大神社の一つに数えられる「能義神社」や、御影石を用いて造られた大鳥居は石造りでは日本一と言われる「金屋子神社」などがあります。史跡を見ると、山陰・山陽十一州を手中に収めた「尼子氏」が築城した難攻不落の城「月山富田城」や「平成の名水百選」に選定された「鷹入りの滝」に、「出雲国風土記」に登場する「大国主命」により出雲国の平定を宣言した伝説が残る「稚児岩」などがあります。

その他にも市には、「横山大観」を中心とした近代から現代の日本画の名作が収蔵され、園内の5万坪の日本庭園は、米国の日本庭園専門誌ランキングでも１０年以上にもわたり評価を受けたことで知られる「足立美術館」や、人間国宝5人の備前焼を筆頭に地元出身作家による作品が数多く展示されている「安来市加納美術館」のほか数多くの文化施設があり多くの人々が訪れます。

市を代表するものと言えば、やはり民謡「安来節」と、その中にでてくる「どじょうすくい」の踊りがあげられます。市にはその「安来節」が毎日堪能できる「安来節」の殿堂「安来節演芸館」があります。安来節の歴史を見ると、その起源は徳川中期まで遡りますが、全国的に知られるようになったのは大正から昭和にかけてです。「どじょうすくい男踊り」「女踊り」「銭太鼓」などの演芸も全国的に有名ですが、中でも「どじょうすくい男踊り」は、そのユーモラスな顔や動作で全国的に団人気となっているのは周知の事実です。

市の特産品を見ると、使い込むほどに、風合いが増す「藍」が特徴的な天野紺屋の「青蛙」をはじめ、江戸時代からの伝統「あかり工芸」のほか多くの工芸品に「藍」が利用されています。